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東京大学へ行けば

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図形・平面座標

時間:大問4問で100分。一問当たり25分ですが、全問完答を狙うのではなく、解けそうな問題に時間をかけて丁寧に取り組みましょう。

 

得点配分:大問4問で80点。おそらく、一問20点ずつの配分。 (共通テスト:110点、二次試験:440点)

 

設問形式

・すべて記述式。

・図形というよりはむしろ、平面座標や関数のグラフの問題中で、それらと基本図形との関係を問われるものが多いようです。グラフと対象図形の位置関係で決まる面積や、条件を満たすパラメータの範囲など、2次関数や領域に関する問題との組み合わせで出題されています。

・各大問は2~3個の小問から構成されていることが多いです。

 

傾向

・図形に関する問題は頻出で、ほぼ毎年、4問中の1~2問は図形・平面座標に関する出題が有りますので、しっかり準備をしておきましょう。

・出題の趣旨(出題者の意図)に気がつけば、比較的簡単に解き進めていけるものが多いです。それに気づくためには、一つの考えにこだわらず、計算用紙を活用して色々なイメージを描きながら、様々な視点で眺めて試行錯誤することが大切です。

 

方法

・パズル感覚で、問題の本質を探そう。

(ただ機械的に計算を進めていくのではなく、パズルやナゾナゾ感覚で「訊かれていることは、結局、何なのか?」を考えながら解いていきましょう。一見、複雑な計算も、基本図形の性質に帰着されたりすることもあります。)

 

・基本図形の性質はすぐに記憶から取り出せるように。座標、グラフの扱いは万全に。

(円、接線、重心、内接と外接、正多角形などの性質、そして、相似や比の計算、サイン・コサイン・タンジェントなどの基本的な計算の再確認をしておきましょう。直線の傾きと切片、線分の長さ、グラフが接する条件、判別式の扱い、絶対値を含む関数の取り扱い、図形同士の共有点の導出、複数の図形に囲まれた面積の計算など、トレーニングは怠らず。)

 

・小問はヒント。

(最初の小問は比較的簡単に解けるものが多いですが、それがヒントになっているので、どのように利用すればよいかを考えながら解き進めていきましょう。逆に、行き詰った場合は、大問を最後まで眺めてみると、出題の意図が見え、それにつながる流れを考えることで小問の解き方の方向性が見つかることも有ります。)

 

・積分による面積計算の復習。

(基本の積分は確認しておきましょう。逆に、積分を円の面積などに置き換えて初等的な公式で面積を出すなどの工夫が有効な場合もあります。)

 

 

他言無用の最終兵器

・論理を明確に。解答のフローを作りましょう。

(答案を作る際には、まず、計算用紙に大まかな論理のフローや絵を書きながら道筋を整理し、書き始めることで、自分が書きたいことをより明確にすることができます。例えば、2021年度の大問3などでも共有点を持つ条件や場合分けなどについて、簡単な絵やフローでストーリーを作ってみましょう。)