時間:数1A全体は必答の大問2つ、選択の大問2つで70分。第1,第2問は必答の数1の小問集合、第3,4,5問は、数Aの大問から2つを選択する形となります。数1Aは、第3,4,5問に合計得点の40%が割り振られており、単純計算で全体70分のうちの40%、28分が第3,4,5問に使えるため、第3問は14分程度で解いていく計算になります。目安となる時間配分をしたうえで、得意な単元の問題をいかに素早く解き、苦手な単元の問題を解く時間を残せるかが重要となります。
得点配分:数1A全体で100点。このうち必答の第1,第2問の配点はそれぞれ30点、選択の第3,4,5問の配点はそれぞれ20点となっています。 つまり、第3問には20点が割り振られています。
設問形式:
・大問は、4~5問程度の小問から成っています。試験時間に対し、問題の分量は多いです。
・各小問は、空所補充、記号選択式の形式で出題されています。
傾向:
・第3問は、数Aの場合の数と確率の問題になっています。
・問題文を理解し、目的の場合の数や確率を求める能力を求められます。
・全体的に、難解な問題ではなく、場合の数と確率の基本的な知識が問われることになります。
方法:
・場合の数と確率の基本をしっかり理解していればほとんどの問題は解けるはずです。(組み合わせの数え方や条件付き確率の求め方など)
・ただし問題の分量は多いため、回答に行き詰ったらほかの大問を解き始めたほうがいいと思います。
・問題の形式はセンター試験と大きく変わらないため、センター試験の過去問を解くことも良い対策になる。
他言無用の最終兵器:
・場合の数と確率の桁数からミスを減らす。
(例年第3問は求めた場合の数と確率を穴埋めする問題が出題されています。数字の穴埋めという出題形式の特徴として、答えとなる数字の桁数があらかじめわかっているという点が挙げられます。求めた数字の桁数が設問と異なる場合、それより前に求めた場合の数や確率が間違っている可能性を探ることができ、回答と見直しを同時にしていくことができます。例:2023年度の第3問)